万年山(はねやま)は、大分県玖珠郡玖珠町の耶馬日田英彦山国定公園内にある標高1,140.3mの山である。下万年と上万年に分かれる珍しい2段メサ(卓状台地)であり、九州百名山の一つとされる。東と南面は柱状節理が発達し断崖絶壁にになっている。
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歩行距離 | 8.8km |
所要時間 | 4時間00分 |
累積標高差 | (+) 603m (-) 603m |
コース | 黒猪鹿地区改善センター07:35 → 堤防案内板08:10 → 林道09:10 →
万年山09:40 → 林道 → 堤防案内板 → 黒猪鹿地区改善センター11:35 |
今回の休暇の日本百名山山行計画として、昨日と一昨日、会社の先輩と一緒に、韓国岳と高千穂峰に登頂した。先輩を鹿児島空港へ送った後、阿蘇を横断し大分県玖珠町の道の駅、「くす」まで移動し車中泊する。明日は、九重山にしようか万年山にしようか迷った挙句、万年山に登ることにする。
翌朝カナーナビの道案内をたよりに、出発点である黒猪鹿地区改善センターを目指す。新しい道路が出来ており、カーナビの表示は、道のないところ走っている。迷いかけたが、何とか出発点に到達する。07:35黒猪鹿地区改善センターの向かいにある天満社の前のスペースに車を置き出発する。霧島山山行での疲れは無く快調だ。道標に従い、九州自然遊歩道に入る。なだらかな舗装道を登っていく。周囲にはのどかな田園風景が広がる。右手には、ところどころに岩が剥き出した険しい山がそびえる。
振り返れば、田園の向こうに美しい山々の風景が広がる。道の両側にはたくさんの野花が咲いている。杉林に入るところには、金網の柵があり、その扉を開けて中に入る。道はコンクリートの舗装道になり、渓流を縫うなだらかな林道が続く。道端には、ガクウツギ、マムシグサ、ノアザミ等沢山の野花が咲いており写真を撮る。
堰堤があるところで左手の視界が開け、特異な万年山が姿を現す。柱状節理が見事だ。舗装道に出て再び登山道に入る。道は砂利道になり、万年山を巻くようにジグザグの道を登って行き、高度を上げていく。杉の木の植林帯の雑草が生える道になり、右手に万年山を見ながら歩く。ガイドブック(大分県の山)に示してあるコースとは違う道を歩いているようだ。再び林道を横切り、最後の狭い登山道に入る。なだらかな道が終わると、丸太階段の急登が始まる。数か所、倒木が登山道を塞ぐ。やがて周囲は低木林になり歩きにくい。
急登を登り、道の両側にミヤマキリシマが迫り、かき分けながら登っていく。突然右手の視界が開け大展望が広がる。涌蓋山、九重連山が見える。万年山の上の平らな部分達したのだろうか、視界が開けたなだらかな草原の道になる。沢山のミヤマキリシマが咲いている。やがてクマザサが生い茂り登山道を覆い隠す道を、ササを掻き分けながら進む。ヘビがいないように祈る。道標に従い平らな道を行く。09:40万年山山頂(1140.2m)に達する。山頂は、だだっ広い草原で野球ができそうだ。山頂からは360度の展望が開け、九重連山、涌蓋山、由布岳、伐株山などが見える。風が少し強い。ベンチに座り昼メシを食べた後、往路と同じ道を引き返す。帰り道、下関から来た中高年夫婦を追い越す。自分と同じコースを辿り、万年山を目指したそうだが林道ばかり延々と歩き、なかなか山頂に着かないので、堰堤のところで万年山を見たあと引き返してきたそうだ。昨日は、久住山に登りミヤマキリシマの群落を見たとのこと。万年山を登るにはもう一つある北側のルートのほうが適当だったかもしれない・・・。11:35無事、黒猪鹿地区改善センターの車に帰着する。3日間で有名な3座登り、充実した3泊4日の山旅だった。これから、萩への帰宅の途に就く。
道の駅、「くす」で車中泊する。 07:35 天満車の前に車を置き出発する。 |
九州自然歩道を歩いて行く。田園風景がいい。右の山は万年山ではない。まだずっと先にある。 |
後ろを振り返る。 |
堰堤があるところで初めて万年山が見えてくる。 |
ずっと万年山を見ながら歩く。万年山は台地の上にそびえる。 |
杉林の間を歩く。 |
万年山山頂まであと1.1km |
木々を掻き分け荒れた登山道を登る。 |
九重連山と涌蓋山が見えてくる。 |
登山道が見えなくなるほど笹が生い茂り、笹を掻き分けながら進む。 |
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由布岳が見える。 |
09:40 広い万年山山頂に到着する。 |
万年山山頂にて |
伐株山 |
広大な万年山山頂付近 |
下山開始 |
万年山を振り返る |
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天満車前まで戻ってくる。 |
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